1 源 泉 名 ミックス泉
2 泉 質 名 アルカリ性単純温泉
3 温 度
源 泉 63.1℃
利用場所 41.0℃
4 温泉の成分 (抜 粋)
性 状 無色透明,無味無臭
p H 値 9.2
ラ ド ン 4.9×10(-10)(Ci/kg)
電気伝導率 108ms/m(25℃)
密 度 0.9988(20℃)
蒸発残留物 0.611g/kg(110℃)
温泉1キログラム中の含有成分及び分量(mg)
陽 イ オ ン(mg/kg) 陰 イ オ ン(mg/kg)
リチウムイオン 0.3 ふっ化物イオン 12.5
ナトリウムイオン 206.6 塩化物イオン 201.0
カリウムイオン 4.1 臭化物イオン 0.8
カルシウムイオン 8.2 水硫化物イオン 0.3
ストロンチウムイオン 0.1 硫酸イオン 25.6
炭酸水素イオン 11.0
炭酸イオン 16.8
メタほう酸イオン 4.5
5 温泉の分析年月日及び登録分析機関の名称(登録番号)
平成27年6月5日
公益財団法人山口県予防保健協会(山口薬務第3号)
1 浴用の禁忌症
(1)一般的禁忌症(浴用)
病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血
など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓病又は肺の病気、
むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の
病気の急性憎悪期
2 浴用の適応症
(1)一般的適応症(浴用)
筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、
神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、
抹消循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、
耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、
自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、
疲労回復、健康増進
(2)泉質別適応症(浴用)
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
3 浴用の方法及び注意
温泉の浴用は、以下の事項を守って行う必要がある。
(1)入浴前の注意
ア 食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けること。酩酊状態での入浴は特に避けること。
イ 過度の疲労時には身体を休めること。
ウ 運動後30分の程度の間は身体を休めること。
エ 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと。
オ 浴槽に入る前に、手足からかけ湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。
カ 入浴時、特に起床直後の入浴時など脱水症状等にならないよう、あらかじめコップ一杯
程度の水分を補給しておくこと。
(2)入浴方法
ア 入浴温度
高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避ける
こと。
イ 入浴形態
心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴又は部分浴が望ましいこと。
ウ 入浴回数
入浴開始後数日間は1日あたり1〜2回とし、慣れてきたら2〜3回まで増やしてもよいこと。
エ 入浴時間
入浴温度により異なるが、1回当たり、初めは3〜10分程度とし、慣れてきたら15〜20分
程度まで 延長してもよいこと。
(3)入浴中の注意
ア 運動浴を除き、一般に手足を軽く動かす程度にして静かに入浴すること。
イ 浴槽から出るときは、立ちくらみを起こさないようにゆっくりと出ること。
ウ めまいが生じ、又は気分が不良となった時は、近くの人に助けをもとめつつ、浴槽から頭を低い
位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待つこと。
(4)入浴後の注意
ア 身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保湿及び
30分程度の安静を心がけること(ただし、肌の弱い人は、刺激の強い泉質(例えば酸性泉や硫黄
泉等)や必要に応じて塩素消毒等が行なわれている場合には、温泉成分等を温水で洗い流したほう
が良いこと)。
イ 脱水症状等を避けるため、コップ一杯程度の水分を補給すること。
(5)湯あたり
温泉療養開始後おおむね3日〜1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消化器症状等の湯当たり
症状又は皮膚炎などが現れることがある。このような状態が現れている間は、入浴を中止するか、
又は回数を減らし、このような状態からの回復を待つこと。
(6)その他
浴槽水の清潔をたもつため、浴槽にタオルは入れないこと。
4 決定年月日 平成27年 7月22日
5 決定者 山 口 県